入社3日目。ウルフ京子は、すでに怒りメーターMAX!! 針が振り切れそうだ。
私がなにをしても激怒。しなければ…、さらに激怒。ウルフは、私が息をすることすら、許せないのではないか?
ウルフ京子 「なんでこんなこともできねーんだよっ!」
教わっていないから。という心の声を必死で飲み込む。
私 「すみません…」
ウルフ京子 「まだぁ? 遅い、遅い、遅いっ!!」
京子の見開いた白目が血走っている。ヤバイっ、こめかみの青筋も膨らんでいる。
ウルフ京子 「こんな何回も言ってんのに、ミスるって、病気なの?」
私 「………。」
あまりの言われように、言葉を失う。
ウルフ京子 「わざとやってんだろ!」
ウルフ京子の目は三角だ。私はマンガでしか見たことがない△の目が、実在することに驚く。狂気と興奮を隠した殺し屋の目。(注:イメージです。すみません)
分からないことだらけ。でも下手に聞けば、火に油を注いで爆発するのは明らか。心底考え抜いて、厳選した質問をウルフにすると、まずは深いため息(←演技)。そして、意地の悪さを総動員して、これでもかというほど嫌味を連続噴射。
私の心臓はバクバク暴れる。怖すぎて何度も頭がフリーズする。
毎日明け方の3時、4時まで眠れずに、数時間のち、絶望の朝がくる。ふらふらの状態で足を引きずるように出社し、さらに予想の100倍打ちのめされ、疲れ果てヘロヘロで帰宅する地獄の日々が始まった。