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お説教2時間40分

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入社3日目。ウルフ京子は、すでに怒りメーターMAX!! 針が振り切れそうだ。

私がなにをしても激怒。しなければ…、さらに激怒。ウルフは、私が息をすることすら、許せないのではないか?

ウルフ京子 「なんでこんなこともできねーんだよっ!」

教わっていないから。という心の声を必死で飲み込む。

私 「すみません…」

ウルフ京子 「まだぁ? 遅い、遅い、遅いっ!!」

京子の見開いた白目が血走っている。ヤバイっ、こめかみの青筋も膨らんでいる。

ウルフ京子 「こんな何回も言ってんのに、ミスるって、病気なの?」

私 「………。」

あまりの言われように、言葉を失う。

ウルフ京子 「わざとやってんだろ!」

ウルフ京子の目は三角だ。私はマンガでしか見たことがない△の目が、実在することに驚く。狂気と興奮を隠した殺し屋の目。(注:イメージです。すみません)

分からないことだらけ。でも下手に聞けば、火に油を注いで爆発するのは明らか。心底考え抜いて、厳選した質問をウルフにすると、まずは深いため息(←演技)。そして、意地の悪さを総動員して、これでもかというほど嫌味を連続噴射。

私の心臓はバクバク暴れる。怖すぎて何度も頭がフリーズする。

毎日明け方の3時、4時まで眠れずに、数時間のち、絶望の朝がくる。ふらふらの状態で足を引きずるように出社し、さらに予想の100倍打ちのめされ、疲れ果てヘロヘロで帰宅する地獄の日々が始まった。

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