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突然の解雇。

投稿日:2018年10月7日 更新日:

2009年の春、それまで12年間務めた半導体メーカーを解雇されました。

リーマンショックの影響で、会社が業績不振になり

私が働いていた東北事業所の閉鎖が決定したのです。

パートは全員解雇、社員は九州事業所への転勤、転勤を拒む者は残念ながらお辞め頂きます。とのお達し。

 

半年前にも北関東の事業所が閉鎖になり、次はここかもね?となんて同僚たちと噂していたのですが、いざ、それが現実のものとなるとそりゃびっくりです。

私は正社員だったので突然九州へ行けって言われたって。

私の旦那は地元の中小企業で勤続18年目、それと

学校が毎日楽しいなんて言ってくれてる小6の息子と小4の娘。

九州への転勤は到底、無理な話でした。

 

泣く泣く会社を去るしかありませんでした。

 

さぁ、困った。

旦那は薄給だし、子供たちはこれからどんどんお金がかかりそうです。

 

とにかく次の仕事を探さねば。

求人広告を毎日眺め、事務職を中心に履歴書を出しまくりました。

3つほど面接までしたのですが、かならず心がくじかれるのが

給与のことです。

前の会社でもらっていた給与額を聞かれ

○○万円ですと正直に答えると

採用担当の人はうーんと唸り

「結構もらってたんですね、中途採用はまず時給で800円から

となるんですけど」

ある程度の収入ダウンは覚悟していましたが

これほど落差があるとは。

(地元の中小企業だから仕方ないのか・・・

でも、その額では無理だな)

諦めるしかありませんでした。

3社とも自動車メーカーの下請けで

みんな同じような金額でした。

(さて、困った・・・)

 

 

前の会社で聞いてた話を思い出しました。

それは、派遣で働いている人は

地元採用の求人で入った人たちより給与が高いってことでした。

将来の保障や福利厚生の面でのハンデがあるものの

もらえる金額が多いのは断然、魅力的です。

 

解雇された二週間後、生まれて初めて派遣会社に登録しました。

 

さすらいの派遣人生の始まりです。

 

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